「書泉のしおり展」について

書泉のしおりは、書泉の社長がヨーロッパを視察した折りに見かけた可愛らしいしおりを参考に1967年頃からシーズン毎にデザインを変えて配布されている。
今回の展示はしおりを担当していた書店員の方がファイルにまとめていた数々のしおりを、1970年代に配布されたものを中心に、「動物」「植物」「建物」「模様」「人物」に分類して約600種を展示している。
開催は3月29日から4月16日までで入場は無料。
雑誌「MOE」が企画に協力しており、展示してあるしおりには「MOE」編集スタッフの素敵なコメントが寄せられている。
右の画像は書泉内でみつけた葉書大のチラシ・・・これをみただけでも脳貧血を起こしそう。
なつかしいしおりや、今までみたこともないしおりが展示されており、それだけでも大興奮だが、今回の展示は会場内でアンケートに協力すると、”なつかしの書泉のしおり”を1種プレゼントしてくれる!太っ腹企画が実施している。
なんでも倉庫内(もしかしたら閉店したブックマートのヤードかも・・・)の秘蔵品を大放出なんだそう。
私的にはそれなりに収集したつもりで、しおりのプレゼントは話半分、重品でもやむなしとおもっていたが、これが凄かった!
初日の29日と30日の閉店間際に見に行ったが、”なつかしの書泉のしおり”がカゴにてんこ盛りの状態で、種類も選べるので重品がとなる心配は100%なし。開催される期間が19日間なのだが、それなりの数のしおりが用意されているのではないだろうか!コレクターは必見の展示なのである。
2日間で入手できたのは次の2種!
<N0.2016105~106>
3月29日、30日、神田神保町・書泉グランデで入手
書泉・旧作しおり
・象の親子
・とらの親子
書泉30周年記念で配布された、いわゆる”SHOSEN 30Yaers confidence”のシリーズ。
グランデと今は亡きブックマート2店舗のしおり2種で1枚の絵を構成している”国宝級”のもの。過去に1種類のみ入手していた。
ごくたまに、切り離された状態で出回ることがあったが、こんな美品の状態でプレゼントされるとは!
昨年はブックマートが閉店してしまい暗い話題だったが、今年は芳林堂の店舗を引き継ぐようなので良い意味で期待できそう。
3月末で配布されている「くだもの」シリーズも終了し、過去に配布された花のシリーズが配布されている。
もしかしたら近々、新シリーズに模様替えかも。
今回、このようなお宝企画を開催してくれた、書泉に深く感謝。
神保町の老舗書店の底力が十分に発揮された企画であった。
これからも末長く「しおり」を配布して欲しい!
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